「モトカレマニア」第2巻の感想について、ネタバレを交えながらまとめていきます。
「モトカレマニア」はこちらから序盤だけ無料で試し読みもできるので、よかったら読んでみてください。
モトカレマニア 2巻のネタバレ感想
覚悟を決めて、山下さんとホテルに行ったユリカですが、山下さんに突如、頭を下げられます。
なんと山下さんはモトカノを引きずっているらしいのです。
自分から誘っておいて、モトカノをひきずっているだと?!
なんと失礼な!と普通ならば怒るところですが、ユリカ、山下さんの現状に興味津々で、「もっと詳しく…」と話を聞き出そうとします。
山下さんには、共に食べ歩きが趣味であるムギッコさんという彼女がいました。
しかし、山下さんの東京への転勤が理由でムギッコさんとは別れることになってしまったのです。
傷心の山下さんが出会ったのが、ユリカ。おいしそうにゴハンを食べるユリカを見て、ムギッコさんと重ねてしまったのです。
一通り、山下さんの話を聞いたユリカは、山下さんに激しく共感! そして、自分もマコチとの一部始終を山下さんに語りました。
ユリカと山下さん、お互いの話を聞き、号泣。モトカレマニアとモトカノマニアの二人ですから、お互いの気持ちは痛いほどにわかるのです。
そしてユリカは提案します! お互いのモトカレ・モトカノを忘れるために付き合っていこうと!
一緒にいて少しずつ愛情を深めていくことにより、いつかモトカレ・モトカノを忘れることができ、お互いのことを愛することができるようになるのでは…と考えたのです。
そうして、ユリカと山下さんの交際が始まりました。
歪んではいるけど、ユリカにとっては、ベストの状況かも?!
ある朝、マコチの夢を見て目覚めたユリカですが、山下さんにその傷を癒やしてもらいます。山下さんの方もまだ絶賛引きずり中です。
ユリカは、マコチと山下さんの写真を並べて置いて、マコチの写真の方には終了と書き、山下さんの写真の下にはNEW!!と書いて花柄の包装紙まで敷いています。
視覚から入ろうという作戦ですが、いまいち功を奏しているようには見えません。(笑)
それから、出社したユリカですが、この日はマコチは休みな上に、他のみなも外回りなどで外出中、ひとりで資料の整理でもしながらのんびりと過ごそうと決めます。
しかしそんなユリカのところにマコチがやってきます!
休日なので、ラフな私服&寝癖のついたままのナチュラルなヘアのマコチ。それは、五年前のマコチの姿であり、ユリカが長年妄想してきたマコチそのものだったのです。
二人きりになったユリカとマコチ。マコチは再会してからの自分の言動を振り返り、ユリカに謝りました。
物件にすっかりハマったマコチは、物件のこととなると周りが見えなくなるのだと説明しました。
号泣するユリカ。ユリカ、マコチへの思いが、ギュンと上がってしまいます。
ユリカがマコチにハマってしまう気持ち、わかります。マコチは天然っぽく見えるけれど、基本的にすごく誠実な人ですね。
ユリカがマコチを忘れられる日なんて来る気がしません!
そして、ユリカはマコチからハンカチを借りることになり、洗って返すために一旦預かることになりました。
しかし、ユリカはハンカチからものすごくエエ柔軟剤の香りがすることに気づきます。
マコチには、リッチでエロい恋人がいるのだと想像し、落ち込むユリカです。
こういうときの女性の勘の鋭さというか情報収集能力は、探偵か刑事並だよね〜。
柔軟剤と書いてオンナと読む… ユリカの気持ちは落ち着く間がありませんね。
そんな時、ユリカは山下さんと旅行に行くことになります。
山下さんとは親密さを深めつつありますが、なかなか男女の関係にはなれずにいました。
しかし、この旅行を機に関係を一歩進めようとしていたのです。
ユリカにはまだ迷いがあり、昼間、薪割りをしたりろくろをまわしたりと旅先でいろいろ体験するものの浮かない顔をしています。
そして迎えた夜、ユリカは覚悟を決めて山下さんと向き合いました。
山下さんとの行為は、まるで二人で料理をしているような穏やかなものでした。
そして、いよいよ結ばれようという局面に入るのですが、緊張していたユリカの身体は固くなってしまっていて、山下さんを上手く受け入れることができませんでした。
泣くユリカを「これで良かった」と山下さんは優しく宥めます。
そして迎えた翌朝、二人が朝食をとっていると、山下さんの食べモグへの投稿にムギッコさんが別れてから初めて反応を示しました。
動転する山下さんに対してユリカは、北海道へ行くことを勧めました。
そうして再び一人になったユリカですが、それほど落ち込んでいません。
バナナ好きのゴリラがイモを供給されて毎日食べていてイモがある生活にそれなりに満足していたが、突然イモが供給されなくなったという状態だと友人・ひろ美に説明しています。
ゴリラが本当に食べたいのはバナナ、イモはないならないで良いのです。
マコチをバナナ、山下さんをイモに例えた説明ですね。
それから、ユリカは不動産屋でやっていくために仕事を本気で頑張るモードに入るわけですが、熱心にユリカの指導をしてくれるマコチにまたトキメキが止まらないユリカなのでした。
コメントを書く